2000.04.19

二年前のことですから、ほとんどの方は知らないと思いますが、
このコーナーに次のような文章を載せました。

『先日、ある雑誌の対談に招かれ、経済学者の竹中平蔵さんとお会いしました。
(中略)対談が終わる頃、僕のなかにあった経済学に対する偏見はすっかり消え、
それどころか、もっともっとこの経済学者と今の経済について、
世界の経済について話し合いたいとまで思いました。』

それから、実は、二年半もかけ、僕と竹中さんは
ふたりだけの経済会議を ひそかに進め、なんとこの度、
日本経済新聞社から出版されることになったのです。
概要を説明する代わりに目次をここに載せますので
興味の湧いた方は書店で ぱらぱら見てください。

経済ってそういうことだったのか会議

「経済ってそういうことだったのか会議」
 
    目次

第一章 お金の正体 ………貨幣と信用
第二章 経済のあやしい主役 ………株の話
第三章 払うのか取られるのか ………税金の話
第四章 なにがアメリカをそうさせる ………アメリカ経済
第五章 お金が国境をなくす ………円・ドル・ユーロ
第六章 強いアジア、弱いアジア ………アジア経済の裏表
第七章 いまを取るか、未来を取るか ………投資と消費
第八章 お金儲けはクリエイティブな仕事 ………企業とビジネス
第九章 人間とは「労働力」なのか ………労働と失業

終章  競争か共存か

経済書といっても、とても読みやすい内容です。
ちなみに、“佐藤雅彦の経済ひとコマ漫画”
や“竹中語録”、“経済基礎用語説明”などが各ページにあり、
楽しみながら経済とやらがわかるようになってます。
僕と竹中さんの、トピックスでの経済会議の写真も
数点入っていてどのようにこの会議が
開催された(おおげさ!)かがわかります。

出版社:日本経済新聞社
著者 :佐藤雅彦・竹中平蔵
サイズ:A5定形サイズ
定価 :1500円(税別)

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