慶應大学佐藤雅彦研究室の一番新しいプロジェクト、
「任意の点 P」が出版されました。
「任意の点 P」は3-D book、写真のようにレンズ付きの書籍です。
そのレンズは当然、立体視のためにあるのですが、覗くと見えるものは、
今まで誰も見たことのない、
ある美しさ、あるかっこよさです。
通常の形 レンズを立ち上げた形
普通、3Dとはコンピューターが中で計算・合成してそれを2次元のモニター上に
出力するのですが、「任意の点 P」では、見る人の左目と右目に異なった
情報の画像を入れ、その人の脳の中で合成をさせるので、
ものすごいリアリティをもってにょっきりと、
“あまりに如実な美しさ”が現れるのです。
佐藤研の研究生以外にも、
なぜかアートディレクターの中村至男さんの作品もあり、
全体の精緻さを一層高くしています。
正直言って、すごいです。期待してください。
佐藤 雅彦
出版社:美術出版社
定価 :2,500円(消費税別)
企画・構成:佐藤雅彦
作品制作: 慶應義塾大学佐藤雅彦研究室+中村至男
装丁:山本晃士ロバート
編集:田邊直子