福音館書店の月刊誌「かがくのとも」の6月号を、私と、
ユーフラテスの山本晃士ロバートが中心になり作りました。
タイトルは、
「こんな こえが きこえてきました」です。
この本では、どの頁でも、どこからかいろんな人の妙な会話が聞こえてきます。
さて、その声の主は誰なのでしょうか?
何について話しているのでしょうか?
知りたくてしょうがなくなります。
そもそも、「かがくのとも」は、
こども達の科学の芽を伸ばすことを目的とした、探究心を刺激し、育む絵本です。
今号の「こんな こえが きこえてきました」は写真絵本です。
30頁の写真絵本ですが、なんと、一枚の写真で作られています。
その一枚の写真とは、ある大きな交差点を渡る数え切れないほど多くの人々の写真なのです。
その交差点からちょっと変わった会話が聞こえてきます。
さて、その声の主は、どこにいるのでしょうか?
探したくてしょうがなくなります。
この絵本は、レイヤー(=層)という考え方を元に作りました。
私の手帳によると、その大がかりな撮影をしたのは、もう2年も前の2013年のことです。
企画を練っていたのは、さらにそれより2年前の2011年のことです。
なんと足かけ4年をかけて完成しました。
興味のある方は、下記の福音館書店の頁をご覧になってください。
http://www.fukuinkan.co.jp/magadetails.php?goods_id=23499
東京藝術大学 映像研究科 教授 佐藤雅彦
かがくのとも 2015年6月号
「こんな こえが きこえてきました」
出版社:福音館書店
定価:本体389円+税
作 : 佐藤雅彦 + ユーフラテス