慶応義塾大学の佐藤雅彦研究室と、
ベネッセ教育研究開発センターの共同研究映像が
とうとう完成しました。
「日常にひそむ数理曲線」といいます。
2005年に行なわれた、
SFC ORF(慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス オープン・リサーチ・
フォーラム)内での私の講演『映像表現と脳科学』を聴きに来てくれた、
ベネッセ教育センターの執行役員が声をかけてくれたのがきっかけで
同センターの研究員のみなさんと佐藤研のメンバーと私とで2年半かけて
作りました。
私たちの毎日の生活は一見雑多なものに見えますが、ある視点から見ると、
そこに息をのむような美しさが潜んでいます。
自転車とサイクロイド
それは数理的原理に裏付けられた曲線なのです。思いもよらないその美しさをロトスコープという手法を使って視覚化しています。
中学生・高校生・大学生に対して、自然科学に興味をもってもらおうと佐藤研のみんなとベネッセの方々といっしょにずっとやってきました。理科離れをくいとめるための私のひとつの答えです。是非、ご覧になってください。
30分の映像ですが、面白く集中した時間を体験できると思います。そして、その30分が、学校で習う数学の何年ヶ分を凝縮していることを感じとっていただけたらと思います。
今のところ、まだDVD化とか決まっていませんが、とても面白くしかも教育的ということで、ICCにて特別上映が決まりました。
土日だけの上映予定ですので、日時を確認してから行ってください。
佐藤 雅彦
組み合わされた放物線
アステロイドを生む装置
sin曲線とブランコ
『日常にひそむ数理曲線』
企画:慶應義塾大学 佐藤雅彦研究室,ベネッセ教育研究開発センター
監修:佐藤雅彦
制作:佐藤雅彦+ユーフラテス
ナレーター:太田光
音楽:栗原正己
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2008/Kidsprogram2008/screening_j.html
日時 :2008年7月26日から8月31日までの毎土日(8/3を除く)
午後2時―,午後4時―
上映時間:30分
入場無料
会場:ICCシアター
定員:27名(当日各回上映開始20分前より整理券配布)
尚、定員が非常に少ないこともあり、しかも夏休みも終わりに近づくほど混み合いますので、なるべく早い内にご覧になることをおすすめします。